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Notes 4,5,
Notes 4. 「なんだか、つまらないなあ」というボンヤリとした不満が、生活を雑にしていく。近年のわたしは、心の底から、何かを全力で、完全に楽しむというのがどうも下手になってきているみたいだ。何かイベントがあっても、どこか消化不良気味で終えてしまう。それは翌日への不安や体調への懸念、金銭面への考慮もあるかもしれない。一体、いつからだろうか、保険をかける楽しみ方を覚えたのは。 Notes 5. 友人たちとは、もう数ヶ月と会っていない。 食事をしたり、お酒を飲んだり、恋の話をしたり、将来についての話をしたり、日々の生活で感じる違和感や、それぞれの幸福についての話をとりとめもなくする。本当にとりとめもなく。『恋愛』『宇宙人』『ハマっている食べ物』なんでもいいのだ。ただそれが、表面的な好きと嫌いで終わる話ではなく、理由や発見や疑問や不満に満ちた、お互いのディープな部分をつかって交わす刺激的な会話であれば。 一人遊びをして楽しんだりイベントで自分を盛り上げたりしてはいるけど、まったく満たされない。 《じゃあ、満たされていた時は何をしてたんだい?
2011年9月16日読了時間: 1分


ひよこと夜のプラネタリウム
「プラネタリウムには、行ったことあるかい?」 夜にたゆたう夢々は、まあ、プラネタリウムのようなものだ。 ドーム型をした劇場のようなスペースには円形状に座席が配置されていて、大概の場合その座席は、大して高級な座り心地ではないだろう。けれど僕は努めてゆったりと腰掛けるようにしてるよ。心をゆったりさせるように、”つ・と・め・て” ゆったりと座るようにするんだ。できればバッグは持っていないほうがいい。財布や文庫本は上着のポケットか何かに入れるようにして、バッグなんかは家に置いてくるのが一番だ。もしも持ってきてしまったお嬢さんがいれば、自分の座席の足元に入れるように教えてあげる。お尻の後ろに入れるのは禁物だから必ず足元にね。その理由は”音” 、そう、もちろん音だ。もしもお尻の後ろにバッグを置いてご覧なさい。あなたが体勢をなおす度にバッグの中の持ち物が擦れ合う音が鳴ってしまう。プラネタリウムは巨大なスピーカーがあるけれど、問題はそういうことじゃないんだ。あなたが演劇をみている時、映画館にいるとき、轟音の電車内にいるとき、周囲の物音に気がついたことが一度た
2011年9月7日読了時間: 4分


Notes 1,2,3
「酒も煙草もコーヒーもやらない奴はどうも信用できない」昔、年上のインテリが言っていた言葉が、突然意識の中空に躍り出て、思わずキャッチした。人間の欲に直結した『だらしなさ』という要素を、ある種の象徴に置き換えたとしたら、例えばそれは酒、煙草、コーヒーなのかもしれない。
2011年9月2日読了時間: 2分
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