停滞と退屈
- 4月22日
- 読了時間: 1分
更新日:6月4日

或る秋に一筋の着想があった。
その秋は、その着想の深層を探ってみた。
「指先が止まる前に」
そうやって書き上げた物語の一部。その深層にあったのは、地層のように自然な美しさを保った物語だった。けれど、書いているうちにそれを隠喩で覆い隠して「別のものに見えるようにしたい」と考えるようになった。
それから、もう五ヶ月が経とうとしている。
はじめはときめいた物語への着想だったのに、編集という名の構造変更を検討し始めたら、どんどん興味が失せているのだと思う。構造を気にしていたら、主題の解像度がぼやけてしまったのだろうか。
ならば「はじまりの物語へ戻ってみては?」とも思うのだけど、それもどうなのか。明日からは、その戻って確かめる作業をしてみようと思う。そしたらこの停滞感や退屈感も消えるのだろうか。
没頭して書き続ける「あの時間」に戻りたくて、そのゾーンに入る瞬間を渇望している。


