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1984,ボーイ・ミーツ・ガール

  • 執筆者の写真: 鳥 いまお
    鳥 いまお
  • 2011年7月7日
  • 読了時間: 1分

 レオス・カラックスが、新作長編映画を撮るとか撮らないとか。


 ドニ・ラヴァンも、やっぱりでるのか?とか、

 ジュリエット・ビノシュも、でるの?とか、でないとか。


 日本の東京で撮るの?とか、撮らないとか。

 どれもこれも、噂とか、本当とか。





 映画に限らず、”物語り”という括りの中で、わたしにとってもっとも大切な作品はレオス・カラックスの『ボーイ・ミーツ・ガール』かもしれない。


 初めて見たのは18か19歳の時。地元のレンタルビデオ店で借りたと思う。当時のわたしは、レオス・カラックスのことも知らないしフランス映画もそう多くは見たことがなかった。あれは映像の専門学校に通い出した頃だったろうか。もしかしたら、まだ高校生だったかもしれない。


  《 すべてが愛おしい 》


  《 苦しくなるほど、愛おしいのだ 》





 映画のストーリーはとても簡単で、「男の子が女の子に出逢って 恋をする」という、ただそれだけ。現代映画なのに全編モノクロームだった。わたしにとってのラヴストーリーの原風景は、白と黒と夜の街になってしまった。



 《 少年は少女に会う 》


 《 少年は少女を失う 》


 《 少年は再び少女に会う 》


 《 少年は再びー 》



 わたしは1984年に生まれて、『ボーイミーツガール』は1984年フランスで公開された。

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