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Love What Happened Here
音楽好きの友人宅にあるレコードプレイヤーから流れ出した最初の一音に、私は心臓を射抜かれた。それは、今年の夏の事だった。ファンクミュージックを中心としたレコード収集を趣味としている年下の友人の部屋を訪れる事が決まった時、買って手元に置いてあるのに、まだ聴いた事がないレコードを私は持参した。それが James Blake / Love What Happened Here のLPレコードだった。
2012年11月16日読了時間: 2分
NEED / ニード
今から7~8年くらい前、わたしは演技の勉強をしていた。 『NEED/ニード』というのは、ニューヨークの演技コーチが教えてくれた言葉だ。 結局ほんの数年間しか役者といえるような活動はしなかったけれど、演技をはじめたその当時は、まだ自分の人生の『芯になるもの』を探しはじめ...
2011年10月4日読了時間: 4分
5枚のレコードと未知
わたしは五枚のレコードを持っていて、レコードプレイヤーを持っていない。 そのうち二枚はもう七年聴いていないし、三枚は一度も聴いていない。それは叔父にもらった二枚と、ベルリンの蚤の市で買った三枚だ。 1. 死刑台のエレベーター 2. ボブ・ドロウ 3....
2011年8月15日読了時間: 3分
James Blake
James Blakeの音楽を、ようやく聴いた。雑誌で彼のアートワークを見てから、一体どれくらいの時間がたっただろう。早く聴かなくちゃと思っていたのにずいぶんと遅くなってしまった
2011年7月8日読了時間: 6分
1984,ボーイ・ミーツ・ガール
映画に限らず、”物語り”という括りの中で、わたしにとってもっとも大切な作品はレオス・カラックスの『ボーイ・ミーツ・ガール』かもしれない。初めて見たのは18か19歳の時。地元のレンタルビデオ店で借りたと思う。
2011年7月7日読了時間: 1分
愛おしき透明と文芸誌
一年前の夏に出版された文芸誌『新潮』で、昨夜はたくさん泣いた。十代の頃のわたしにとって、宿り木のような存在だった作家の新作短編を、だいぶ遅ればせながらではあるが、ようやく読んだのだ。
2011年7月5日読了時間: 4分
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