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カサヴェテス我に語りき

  • 執筆者の写真: 鳥 いまお
    鳥 いまお
  • 2013年7月10日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月5日

木漏れ日の部屋

 過去の日記帳にメモが挟んであったのを見つけた。いったいどこから抜粋してきたのだろう。出典を添えておらず、分からなくなってしまった。


 偉大な映画監督ジョン・カサヴェテスの言葉は沁みる。そして、今日の自分には、とても必要なものだったようだ。なので、ここに書き残しておこう。


ジョン・カサヴェテス 01


人々とその悩みについての映画を作ろうと心がけている - 彼らの本当の悩みについてだ。本当の悩みというのは、生きていて出くわす不幸な出来事が作り出すものじゃない。コントロールできない何かなんだ。内面生活についての映画を作っているんだ。


ジョン・カサヴェテス 02


愛されている、あるいは愛されていると感じている人々が、より満ち足りて幸福な人生を送っているように見えることにぼくは気付いていた。ぼくの演劇作品や映画作品は全部、様々な愛の主題に関わるものだ。


ジョン・カサヴェテス 06


人生で一番大切なのは内なる感情だ。親しい人間のためにどれほど頑張れるかが、実はとても大切なんだ。そして自分自身のものの見方もね。それが狂ってなければ、一生すばらしい人間でいられるだろう。


ジョン・カサヴェテス 20


人間の間違いや弱さにテーマを絞るのは芸術映画の誤りだ。アーティストはそういうことをくどくど言ったり、強調してはいけないよ。アーティストには現代に希望を見出し、最後にはそれが勝つことを見届ける責任があると思うね。芸術映画は笑いや楽しさや希望といったものを取り除くべきじゃない。


ジョン・カサヴェテス 21


女性は1人の男性 - 魅力的な王子様が献身的に尽くしてくれるのを望んでる。おとぎ話じゃなくて、それが女性の望んでることなんだよ。女性にとって、子供を生むのと同じくらい本質的なことなんだ。



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Notes 16,17,

欧米圏のドラマや映画でよく見かけるシーンで、好ましいくだりがある。それは例えばこんなものだー。

 
 
筆者について

2010年に当サイトをひっそりと始めました。思えば幼い頃から感情や記憶を気にしていました。そして、十五歳の頃に言葉や物語について考え始めました。

 
 
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