Notes 6,7,8,9,
- 鳥 今雄
- 2011年10月4日
- 読了時間: 2分
Notes 6.
近頃は小さいけれど激しいアウトプットをしている。とても意識的に。
大それた面構えで例えるならば、『自分が生きていく上でソレはなによりも必要なのだ』という渇望にも似た創造感覚を確かめているのだろう。あるいは、自分自身にすり込んでいるとも言える。だからこそ、『ソレ』に該当する媒体が具体的に何であるかは、ゆっくりと入念に調べていかなければならない。
この歳まできて、ようやく初歩的で本質的な調査ができるようになった。
Notes 7.
ただ強要されるルールというのは集合体での効率ばかりで意図も解しずらい味気ないものだが、自分が自分のためだけに用意する自分ルールというのは、もはやルールではなく、それは肉体や精神の衛生管理のために必要な秩序なのだろうと思う。
▶ルール(rule / 規則)
ルールとは、人の従うべき準則であり、主に文章によって規定されたものをいう。
これにより、『暗黙のルール』という言葉がわたしの頭の中でビジュアル化された。それはあらゆる空間に見えない埃くずが漂っているようなもので、誰かと誰かの間の中空にコミック雑誌の活字のような文章が(見えないけれど)浮いているといったようなイメージだ。
Notes 8.
わたしが音楽に夢中になるのは、目に見える存在としての静止がないからだろう。そのニュアンスの類似が映像におけるクロスディゾルブであり、これに魅了されて久しい。
では音楽や映像の前、モチーフの起源は何かというと『想い』や『風』、『透明』という言葉がまとう、まさに透明な質感など、そういうもの自体だ。
Notes 9.
しっかりとした咀嚼感を意識していく時間の中で、衣食住や労働における今後の自分の姿を想像している。『今後 』に関する丈や着心地などサイズ感を確かめながら、ジャストフィットするビジョンを手繰り寄せている真っただ中なのだろう。